大和村・まほろば保育園 湯湾釜に移転

湯湾釜への移転を終え、運用を始めたまほろば保育園の保育士と子どもたち

「安心して生活できる場に」
分校の旧校舎活用、運用始まる

大和村大金久からの移転を進めていた「村立まほろば保育園」(園長・伊集院幼村長)は8日、同村湯湾釜分校への移転を終え、運用を始めた。0~2歳児が対象の小規模保育所(定員15人)で、1歳児6人が利用。同園保育士らは「はじめは不安もあると思うが、一日も早く子どもたちが安心して生活できる場となるよう取り組みたい」と話した。

同園は、待機児童の解消を目的に、昨年同地への移転を決定。建物は2013年3月で廃校となった大和小学校湯湾釜分校の旧校舎を活用し、移転にあたっては安全対策としてトイレやスロープなど一部を整備した。

延べ床面積は290・01平方㍍で、大金久の81・64平方㍍から利用面積は3倍以上広くなった。現在、保育士3人が在籍し、6人まで拡充を予定。月~金曜日の午前7時半~午後6時(原則)までの間、子どもたちを預かり、地域の保育や働く家庭を支えていく。

この日は、朝から6人が来園し保育士たちと歌を歌ったり、玩具で遊んだりした。満永聖奈保育士は「子どもたちが伸び伸びと活動できるよう、(スタッフ同士)改善点を話し合いながら、よりよい保育を目指していきたい」と意気込んだ。

同村保健福祉課・早川理恵課長は「これからも意見を伺い改善を図りながら、子育てしやすい村にしていきたい」と話した。

なお、同園に関する問い合わせは、同村保健福祉課電話0997―57―2218まで。