セビージャの春祭りは家畜の馬や牛の展示販売の畜産祭が始まりだ。祭りの会場には以上のカセタ(テント小屋)が設置され、移動遊園地などもある。月曜日の深夜0時に点灯式で始まり、最終日の日曜日の0時に花火で幕を閉じる。この6日間、市内はお休みの店舗が多い。許される時間の限り、このフェリアの会場で過ごすのが、セビージャの人達の楽しみになっている。食べて踊って飲んで、生きていることの喜びを分かち合って祝うのだという。
カセタはそれぞれオーナーがいてプライベートな空間になっている。家族や一族、友人達で楽しむ。テントの中にはキッチン、ステージが用意され、モヒートのカクテルが振る舞われる。食べ物も、もちろんオーナーの振る舞いだ。一般の人達は、公設のテントで楽しむことが出来る。
何も知らずに衣裳に身を包み、会場に着いた私たち。会場は人の熱気であふれていた。4人で歩いていると、とあるカセタの入口にいた女性に声をかけられた。「どこから来たの?日本?ぜひ寄って行きなさい」。なんと、個人のカセタに招待され、ステージでセビジャーナスを踊り、モヒートや料理でもてなしてもらった。突然の出来事に戸惑いながらも、ありがたく楽しませてもらった。会場について間もなかったので、まだ見学もしていなかった私たちは、そのテントをそそくさと後にしてしまったが、それは観光客が出来る体験ではなかった。さっちゃんのオープンマインドがテントのオーナーに気に入られたおかげだ。そしてさっちゃんは客席から、花売りの売る、赤いカーネーションを髪に挿してもらった。
カセタの主人と。さっちゃんを気に入ったようだったが、年が同じだとしり、少し距離を取ったのに、笑えた。いっぽう孫娘は、ビックリして、喜んでくれた。見た目がとても若かったらしい
ダリハニ夫妻は、ちゃんとセビジャーナスが踊れるので(セビジャーナスは1番から4番まであり、踊りが決まっているのでみんなで踊ることが出来る。この季節にはセビジャーナスを教えるスクールも開講する)地元の人達と楽しんでいた
カンペロスーツの御者、この祭りならでは。男性も女性も着飾っている
移動遊園地の観覧車が見える
いざ、会場へ
昔の名残で、馬や馬車のパレードがある
着飾った子供達
御者のスーツに身を包んだダリは、現地の人から記念撮影をねだられるほど、すてきだった
私たちも、会場内を回る馬車をレンタルした。広い会場は馬で回らないと入口にさえたどり着けなかったかも知れない
カップルだろうか。あちらこちらに2人乗りの姿があった
会場のメイン入口。毎年新しく建てられる。夜になると電飾で飾られる。夜は危険だと言うことで、夕暮れには会場を後にしたので電飾に輝くこの入口を見ることは出来なかった
屋宮秀美
瀬戸内町勝浦生まれ。高校まで奄美で育ち、東京に上京。
東京工芸短期大学で写真の基礎を学び、写真スタジオなどを経て、フリーカメラマンになる。
2012年に人生の思い出にと始めた、フラメンコにはまる。踊りから入ったが、カンテと呼ばれる歌や手拍子のパルマ、ついにはギターまで習い始めている。