龍郷の学童児童ら、願い込めて「七夕飾り」

完成した七夕飾りと記念撮影

飾り付けをする児童ら

新型コロナの終息も願う

 龍郷町のとおしめ公園で29日、7月7日の七夕にむけ、町内の学童児童109人が笹に装飾した。児童らは、学童ごとに分担し、それぞれの願いを込めた短冊や、色鮮やかな飾りで笹を彩った。短冊には、新型コロナウイルスの終息や、家族の健康を願った言葉も多く見られた。

 今年度は新型コロナの影響で5月に予定していた行事が中止になったため、町内全ての学童が合同で開催。

 飾りは6月中旬から、折り紙などを使い各学童で手作りしたものをひとつずつ飾り付けた。児童らは和気あいあいと作業し、完成した七夕飾りを喜んだ。

 新型コロナの終息を願い、安木屋場集落に在住の画家・真弓梨絵さん(37)が、5月末に大島支庁に寄贈した「アマビエ」の絵をプリントし、ラミネートしたものも用意されていたという。

 大勝小学校の田中綾乃さん(4年)は、「短冊には将来の夢と、新型コロナの終息を願って書いた。早くマスクを外して登校したい」と話した。

 見学に訪れた竹田泰典町長は、「みんなのおかげで無事に彦星と織姫が出会うことができます。ありがとう」と笑顔であいさつした。

 七夕飾りは町役場の入り口付近に7月末まで展示する予定。