消毒の徹底など感染対策が行われている奄美市の期日前投票所(市役所2階)
県選管、クラスター発生受け
知事選期日前投票
鹿児島市のショーパブで新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したこと受け、県選挙管理委員会は県内各自治体に、県知事選(7月12日投開票)の期日前投票について、感染対策の徹底を改めて要請している。奄美市選管によると、鹿児島市のクラスター発生後の4日、県選管から感染防止対策が実施されているか、確認徹底を求める文書が届いた。
同市では期日前投票が始まった26日から、投票所となっている市役所2階市民行政情報コーナー入り口にアルコール消毒液を用意、来場者には手や指の消毒をお願いするほか、マスク着用を呼び掛けるなどしている。
会場では投票事務などを行う立会人や職員も全員マスクを着用、投票受付を行う際は、透明なアクリル板越しに対応するなど感染対策を徹底している。
市選管事務局の担当者は「すでに感染対策には万全を期しており、クラスター発生に伴い新たな対策を実施することはない」としたうえで、「多くの有権者が訪れる場所なので感染対策を徹底したい」と話した。
県選管は7月12日の投票の混雑緩和のため、期日前投票を呼びかけている。
県選管が発表した5日現在の期日前投票者数は県全体で7万6026人(投票率5・60%)。同市の投票者数は2168人(同6・03%)だった。