新型コロナの感染防止対策で、大島北高の生徒が啓発ポスターを制作した
「コロナ予防を」
笠利町全集落に配布
奄美市笠利町の県立大島北高校(下髙原涼子校長、生徒138人)の生徒がこのほど、新型コロナウイルス感染防止に向けた啓発ポスターを制作した。「3密」の回避や手洗い、マスクを着けるよう促すもの。町内の全29集落に配布しており、集会場などでの掲示を通じて地域の感染予防・防止につなげてほしいと願っている。
同校のデジタルアート部(顧問・朝長=ともなが=洋一郎教諭、部員9人)が企画。1カ月前からオリジナルのポスターづくりに取り組んできた赤塚由莉部長(3年)は「部として地域に出来ることを考え、発案から約1カ月かけて完成させた」という。
同校のマスコットキャラクター「キタクッカル」があしらわれ、「3密(密閉・密集・密接)」状態を避けることをPR。デザインをメーンで担った平千鶴副部長(同)によると「住民の方が目を引きやすいようカラフルに。また子どもたちが見ても理解できる構成を心掛けた」と話した。
同部と学校関係者は5日、同市笠利総合支所で開かれた笠利地区内の定例駐在員会議でポスターを提供。新型コロナ対策推進と日ごろの恩返しとしての地域貢献を述べ、集落代表に手渡した。
なお今回、3密の項目ごとにポスターを製作。希望者に提供している。問い合わせは電話0997―63―0005(同校)まで。