配備式には約50人が出席し、B&Gアマニコ海洋クラブの新たな船出が祝福された
配備式で船出祝福
B&G財団登録認定
B&G財団(東京都)は23日、奄美市名瀬の朝仁海岸を拠点に活動する「B&Gアマニコ海洋クラブ」(白畑瞬代表)の海洋クラブ認定に伴う「船艇器材配備式」を同海岸で行った。同財団・菅原悟志理事長から船艇器材を貸与する目録が贈呈。白畑代表は「新たな船出、子どもたちが海に親しめる環境を作ってあげたいと立ち上げたクラブ。美しい海をつないできた地域に感謝し活動を続けたい」と話した。
B&G財団は、水辺を活動の場として青少年の心と体の育成を目指す公益財団法人。地域で海洋スポーツ普及や水辺の安全啓発に取り組むグループを「海洋クラブ」として登録し、支援している。
登録に伴いアマニコ海洋クラブには、カヌー5艇にサーフスキー5艇、ライフジャケット20着など200万円相当の器材が配備。新型コロナウイルスの影響で約4カ月遅れでの開催となった配備式には、朝山毅奄美市長や地元小学生など約50人が出席し、同クラブの新たな船出が祝われた。
朝山市長はあいさつで「(奄美は)海の中からあらゆる伝統や歴史、文化をいただいて築いてきた地域。海での活動がさらに広がるよう期待したい」と祝福。菅原理事長は「子どもたちが海洋活動を通じて健やかに育ってもらいたいというのが私たちの願い。今後も奄美市や海洋センター、全てと連携しながら進んでいきたい」と話した。
式の後は早速、サーフスキーとカヤックの体験会を開催。小宿小6年生23人が地元の海でマリンスポーツに親しんだ。