新聞紙を使った遊びをする参加者ら
龍郷町の健康保険センターどぅくさぁや館の2階・子ども広場で28日、未就学児を対象とした子育てサロンがあった。町や奄美市から2組の親子が参加し、保育士や保健師らと子どもの成長に合わせた遊びを行った。同サロンは今年度から始動した町の子育て世代包括支援センターが主催。子どもの成長に合わせた遊びの提供や親子の交流、親が気軽に専門職員に相談できる場として開設している。
この日は町主任保育士・川口みどりさん(62)ら専門職員の指導で、新聞紙を破く動作から▽指の力を育てる▽集中して見る▽紙が破ける音を聞くーなどの五感を使った遊びを行った。その中で川口さんは「お母さんもストレスがたまったら紙を破くのよ」「どんどん子どもを褒めてあげてね」などと参加した母親らに声を掛けていた。
その後は読み聞かせをして各自休憩や昼食を取った。また、室内にあるおもちゃや絵本は自由に使用可能だという。
奄美市名瀬から息子の慶心=けいしん=くん(1歳)と参加した増根奈緒子さん(36)は、「広い駐車場や室内で遊べるスペースがあってありがたい。子育てサロンには専門職の方がいるので安心だし、親子共にここで友達ができた」と話していた。
子ども広場の開放は毎週月曜日と金曜日の午前10時半から午後4時まで。そのうち第2、第4金曜日の午前中は「子育てサロン」として町の保育士、保健師などの専門職員が子どもの成長に合わせた遊びや読み聞かせなどを提供。また、第三金曜日は「相談日」として専門職員が子育て期の悩みなどの相談を受け付ける。いずれも予約は不要。町担当職員は気軽な相談、参加を呼び掛けている。
問い合わせは町保健福祉課・子育て世代包括支援センター℡0997(69)4514まで。