天城町総合運動公園・わんぱく広場に完成、利用開始した大型遊具の第3弾「ホエールスライダー」=28日、同町浅間
11種のアスレチック遊具を組み合わせた「トライアスロン」も
【徳之島】天城町が国の公園施設長寿命化対策支援事業にで2017年度から町総合運動公園・わんぱく広場(同町浅間)に進めている遊具整備では、その第3弾の大型遊具「ホエールスライダー」がこのほど完成。台風一過でつかの間の青空が広がった28日、保育園児たちを招待して利用を開始のセレモニーがあり、ちびっ子らの元気な歓声が響いた。
国の同支援事業「地域に根差した都市公園施設の再整備」(50%補助)で17年度から5年計画で推進。町総合運動公園「わんぱく広場」に、▽17年度はクラブハウス(トイレなど施設)と、奄美群島初という3歳未満児向け遊具空間「すくすくランド」を整備したのに続き、▽18年度は、遊びながら筋力や平衡感覚を養うボルダリングなど11種のアスレチック遊具で構成の「トライアスロン」(事業費約3800万円)▽19・20年度はメインの大型遊具「ホエールスライダー」(事業費約6776万円)を整備した。
「ホエールスライダー」は、「くじら展望部」(頂部高約7・8㍍)に、コンビネーション遊具の①大波スーパースライダー部(すべり口高さ約2・4㍍)②ディグルプレイ部③ロンググリッドスライダー部(高さ約4・7㍍、長さ約15㍍)で構成。町側は、今年度下半期以降は引き続きブランコやスイングなど遊具の設置と休憩施設の改修工事などを計画。21年度まで5年間の総事業費は約2億5千万円(当初計画)を見込んでいる。
利用開始セレモニーには町立北部保育所と南部同のちびっ子ら約30人を招待。森田弘光町長は「みなさんが、クジラさんのすべり台を初めてすべることに太陽さんも喜んでいると思う。元気で健やかに育ち、強い小中学生・社会人になって欲しい。遊具をさらに増やしていきます」と約束。ちびっ子の代表2人のすべり初めで利用開始となった。
町内保育所の運動教室を訪問指導している町教育委員会(社会教育課)の健康運動実践指導者、名越稚菜(わかな)さん(21)は「遊具で普通に遊んでいるだけで筋力の向上につながる。多くの子どもたちに利用してほしい」と話していた。