メモリアル球技大会にぎわう

体育館でバレーボール、グランドではサッカー、それぞれの場所で、クラスメイトの応援を受けながら熱戦が繰り広げられた

三密に負けない!!
大島高校 体育委員が中心となって開催

 奄美市名瀬の県立大島高校(竹井俊久校長、生徒736人)では、3、4日の二日にわたって体育祭に代わる「メモリアル球技大会」を開催、バレーボールとサッカーの2競技に全校生徒が参加し、にぎわった。

 三密を避けようと、今年の体育祭の中止が決定したのを受けて生徒自らが球技大会を発案、体育委員が中心となり計画を立て実現した。

 今回は3年生の保護者のみに観覧を許可、校門に受け付けを置き、マスク着用、検温などが義務図けられた。

 生徒らはバレーボールとサッカー、どちらか好きな種目を選んで参加。体育館でバレーボール、上部グランドで男子サッカー、下部グランドで女子サッカーと、三密をさけて、それぞれの場所で熱戦が繰り広げられた。

 3年4組の森聖也さんはサッカーで参加、「体育祭の百足リレーに出る予定だったが、体育祭がなくなって残念に思っていたが、こうしてみんなと一緒に盛り上がることができて楽しかった」と話した。女子サッカーに出場した2年の松本彩希さんは「サッカーは初めてだったけれど楽しかった」と、クラス対抗の試合に熱戦を繰り広げ、思い思いに楽しい時間を過ごした。

 上部グランドでサッカーを観戦していた3年4組岸良海翔さんのお母さんは「高校最後の我が子の有志を見に来た。体育祭がなくなってしまったのは本当に残念だったが、本人たちが喜んでいてうれ
しい」と話した。