知名町、配布モデル選定

池田哲勇消防長(左)から目録を受け取った知名町消防団の菊池和寿副団長(右)=10日、同町=

住宅用火災警報器 住宅防火の意識高める

 【沖永良部】2020年度住宅用火災警報器配布等モデル事業に知名町が選ばれた。10日、同町商工会館で贈呈式が行われ、住宅用火災警報器100個、住宅用消火器25本、防炎製品(エプロン及びアームカバー)25セットが同町消防団に贈られた。警報器等の配布及び設置は「住宅防火・防災キャンペーン」(9月1~21日)に合わせて行う。

 住警器等配布モデル事業は、消防・防災分野における社会貢献を目的に全国消防機器協会が実施している。今年度は、同町を含め全国21地区が選ばれた。

 式には、今井力夫町長や各集落の区長らが出席。沖永良部与論地区広域事務組合消防本部の池田哲勇消防長から同町消防団の菊池和寿副団長に目録が手渡された。

 警報器の配布先は消防団で協議して決め、取り付け作業を行う。消火器と防炎製品は、在宅酸素療法の利用者世帯に設置し、取り扱いについて消防署で指導する。

 池田消防長は「災害を未然に防ぎ、安全安心なまちづくりを推進していきたい」と話した。

 菊池副団長は「住宅用火災警報器は家の寝室や階段に取り付ける必要がある。この機会に設置世帯を増やしていきたい」と語った。