新型コロナ・2職員感染で抑え

天城町「二次感染防止」に全力

【徳之島】25日に新型コロナウイルス感染が判明した天城町職員男性Aさん(30代)との濃厚接触者らに対するPCR検査の結果(27日夕現在)、鹿児島市へ行動を共にしていた別の町職員男性Bさん(同)についても陽性だったことが判明。職員2人の感染発展に、同町新型コロナウイルス感染症対策本部は「2人で抑え込み、二次感染を絶対阻止したい。役場庁舎内の消毒も徹底している」など強調した。

町新型コロナ感染症対策本部(総務課)によると、27日夕までにPCR検査の結果が明らかになったのは、職員組合関連行事への参加で19日~21日にかけてAさんと共に鹿児島市に出かけたBさんら職員2人をはじめ、帰島後町内で濃厚接触があった別の同僚職員男性を含め4職員。さらにはAさんの同居家族3人。職員Bさん1人が陽性、ほか6人は陰性だった。

職員の感染者が2人となったことに同町対策本部の祷清次郎総務課長は「(鹿児島出張で)同じ行動をした可能性があり、一番おそれているのは
(地元への)二次感染。現在(帰町後の)行動先を洗い出しており、2人だけで抑え込みたい」。二次感染阻止のため「気になる方はPCR検査に積極的に協力して欲しい」とも呼び掛けている。

2人目の職員Bさんについては帰島後の25日、無症状のまま役場に出勤していた。祷課長は「町民の皆さんが安心できるよう、庁舎内の消毒・除菌も徹底。職員たちの健康管理も強化したい」。また、「陰性」判定の職員についても濃厚接触の日から2週間の自宅待機を指示したという。