隈崎新町長が初登庁

出迎えた職員から花束を受け取り、初登庁した隈崎新町長(5日午前8時半ごろ)

喜界町 職員らに意気込み
「力合わせて元気な島を」と決意

先月27日の喜界町長選挙で初当選した隈崎悦男氏(66)が5日、初登庁し、職員と住民らが花束と拍手で出迎えた。就任式で隈崎新町長は「町民が住んでよかったと思えるまちづくりにつとめたい。力を合わせて元気な島をつくろう」と呼び掛けた。任期は同日から4年間。

隈崎町長は同町役場職員として勤務し、2015年定年退職。昨年4月、副町長に就任したが町長選立候補のため今年6月に辞職した。20年ぶりの選挙となった町長選では現町政の継承を掲げ、新人同士の激戦を制した。

午前8時半に役場に到着した隈崎町長は役場職員約200人の拍手にこたえながら初登庁。その後役場コミュニティーホールで就任式があり、住民の声に耳を傾けていく行政姿勢など抱負を語った。

職員らを前に「町政批判は町長、役場職員への批判と受け止め、町民の声に耳を傾ける姿勢を持ち、積極的に必要な施策を進言してほしい」と訴え、人口減少対策に向けた地域振興や空き家対策など町政への決意を新たにした。