「あいらんどーなつ」を売り込む、(左から)大坪さん、小松さん、白畑さん、岡山さん、長さん
「あいらんどーなつ」は3種類セットで540円(税込)
奄美市名瀬の奄美高校(宇都尚美校長)商業科・情報処理科3年生の7人が「課題研究」の授業の一環で商品開発に取り組み、「それいゆふぁーむ」と共同で新商品のドーナツ「あいらんどーなつ」を開発した。10月9日からアーケード商店街(奄美市名瀬)ののせ文具店前、奄美高校チャレンジショップで販売。
コロナ禍で観光産業をはじめ多くの企業が苦境にあることを知り、「奄美の食材を活用したオリジナル商品を開発して島を元気にしたい」との思いからスタート。市場調査や生徒アンケートを通して数案に絞り込み、同校保護者の紹介により「それいゆふぁーむ」との共同開発となった。「それいゆふぁーむ」は南国フルーツの有機栽培や養蜂、ヤギの飼育などを行っている、龍郷町赤尾木にある農園。試食などを重ね、結果的に焼きドーナツの新フレーバーを3種類開発し、商品化となった。パッケージデザインも高校生が行った。
商品名は「あいらんどーなつ」で、島バナナ×シナモン、塩、紅茶×ココナッツの3種類をセットにして540円(税込)で販売。一つ180円(税込)のバラ売りもある。
販売開始は10月9日午後1時30分~2時30分、アーケード商店街ののせ文具店前、奄美高校チャレンジショップで(予定)。16、23日にも同所で販売。また、11月6、13、20日には奄美図書館で販売する。時間はいずれも午後2時から3時まで。それいゆふぁーむ店頭では常時販売となる。
商品開発を行ったのは、3年商業科大坪春華=しゅんか=さん、岡山きらりさん、長笑莉さん、3年情報処理科山田脩渡さん、肥後宗太郎さん、小松彩夏さん、白畑愛海さんの7人。
大坪さんは「プレゼンの資料をみんなで放課後残って完成させたり、パッケージ案も何週間も考えて絞り出した。高校生なりのアイデアを盛り込んで、小さい子どもからお年寄りまで楽しんでもらえる商品をつくったので、ぜひ食べてください!」と話した。