管内1年生児童に防犯ブザー

防犯ブザーを受け取り笑顔の住用小児童1年生たち

「危険と思ったら鳴らして」
奄美署、奄美大島防犯団体連絡協

 児童の登下校時などでの犯罪被害を防ごうと奄美署と奄美大島防犯団体連絡協議会(会長・朝山毅奄美市長)は14日、管内の小学校それぞれに1年生児童分の防犯ブザーを贈った。奄美市住用町の住用小学校(久永浩幸校長)では、同署・中野誠署長が訪れて児童に直接手渡し、「知らない人が声を掛けてきたり怖いと思った時は、ブザーを鳴らして近くの大人に知らせて」など呼び掛けた。

 贈呈は、全国地域安全運動(11~20日)の一環で、同署管内(奄美市、龍郷町、大和村)の1年生児童501人分を用意。各校へは教育委員会などを通じて届けられる予定となっている。

 防犯ブザーは、ランドセルや手提げ袋などにつり下げられる軽量のキーホルダータイプ。いざという時にストラップをひくと大きな警報音が鳴り、周囲に危険を知らせることができる。

 この日は、中野署長や同協議会関係者6人が同小学校を訪問し贈呈。中野署長は「自分の身を守るという気持ちを大事に、何かあったときは有効に使ってください」と述べ、7人の1年生児童一人ひとりの名前を呼び上げ防犯ブザーを手渡した。

 1年生・小田瑛心くんは「ちゃんとランドセルにぶら下げて、知らない人が近づいてきたら鳴らすようにしたい」と話した。