奄美看護福祉専門学校こども・かいご福祉学科学生による介護福祉施設での清掃ボランティア(「めぐみの園」で)
実習受け入れに感謝
看護福祉専門学校 こども・かいご福祉学科学生
11月11日は「介護の日」。これにちなんで実習受け入れなどでお世話になっている介護福祉施設に感謝の気持ちを示そうと、奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)こども・かいご福祉学科の学生は同日、清掃作業などのボランティア活動を行った。利用者への新型コロナウイルス感染症の影響を考慮、屋外での作業となった。
「福祉施設クリーンキャンペーン」と名付けたボランティア活動で24回目。同学科の1~3年の学生40人が奄美市・龍郷町の5施設に分かれて行った。
このうち奄美市名瀬・大川地区にある特別養護老人ホーム「めぐみの園」(永田博道施設長、入所者50人)には7人の学生が訪れ作業。園の建物の正面玄関周辺にある花壇の手入れ(草木集めや除去)、外からの窓ふきなどの作業に汗を流し、施設利用者が気持ちよく過ごしてほしいとの思いを込めた。
同園では9月~10月にかけて1カ月ほど実習。3年生の前里一希さんによると、オムツ交換、入浴や食事介助といった実技のほか、「受け持ち利用者さま」として入所者別に介護計画の実技にも取り組んだという。施設内で暮らす上での日常生活の健康維持、必要なトレーニングなどのあり方を職員の介護福祉士だけでなく、他の職種(看護師等)との連携で考察。介護福祉士として地元就職を目指す前里さんは「この仕事にやりがいを感じている。入所者のみなさんとのコミュニケーションでは『ありがとう』の言葉や笑顔が励みになった」と語った。