ボッチャを体験する参加者ら=和泊町=
パラリンピック正式種目
和泊町
【沖永良部】来年の東京オリンピック正式種目「ボッチャ」の体験会が14日、和泊町役場結いホールであった。地域住民ら約30人が参加し、競技の面白さを味わった。
ボッチャは、赤と青の二つのボールを投げ合い、白い目標球にどれだけ近づけられるかを競う。競技の普及を目的に県障がい者スポーツ協会が主催した。
同協会の障がい者スポーツ指導員、丸野
奈央さんら3人が講師を務め、ルールの説明後、チームに分かれて試合を行った。参加者らは「もっと右を狙って」「相手のボールをはじき飛ばせ」などと声を掛け合い、ボールが目標球の近くに止まると、歓声が上がった。
和泊小3年の濱崎匠さん(9)は「狙ったところに上手く投げられなかったけれど、とても面白かった。友達と一緒にやってみたい」と話した。
講師の丸野さんは「ボッチャは、重い障がいを持った人も楽しめるスポーツだということを知ってもらいたい」と語った。