小中学校学習発表展始まる

児童生徒の美術や図画工作など582作品が並んだ作品龍郷町立小中学校図画工作・美術科学習発表展

一村美術 龍郷町児童生徒の作品582点

 県奄美パーク・田中一村記念美術館主催の「龍郷町立小中学校図画工作・美術科学習発表展」が22日から、奄美市笠利町の同館企画展示室で始まっている。龍郷町の児童生徒が描いた個性豊かな図画やアイデアあふれる手作りの工作など582点を展示。訪れる人の目を楽しませている。12月6日まで。

 同展は、造形的な見方や考え方を働かせ、生活の中の形や色と豊かに関わる資質や能力を育成しようと教育委員会と美術館が連携。美術館で展示することで児童生徒の表現への喜びを高め、保護者や地域に教育活動への理解を深めてもらおうとの狙いもある。

 展示には、龍郷町内10小中学校が出展し今回で8回目。授業で作った美術や図工、学習発表会のために制作した大型アートや工芸品などが所せましと飾られ、同館・有川幸輝学芸専門員は「それぞれの学校で特長は異なる。子どもたちの頑張りや感性、楽しそうな様子を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けた。

 この日も、朝から親子や観光客らが会場を訪れ作品を鑑賞。関東から来た観光客からは「子どもの作品が美術館にあるだけでも驚き。個性的で楽しい気分になれた」と喜ぶ声も聞かれた。

 開館時間は、午前9時~午後6時(12月2日休館)で、入場は無料。問い合わせは、同館電話0997―55―2635まで。