県高校生英語ディベート大会優勝のトロフィーを手に笑顔の大島高校の英語部員6人(大島Aチーム)
全国大会へ向け準備を進める
県立大島高校の英語部の6人(2年生)はこのほど、鹿児島高英検が主催する第23回県高校生英語ディベート(討論)大会に出場し、見事優勝に輝いた。4年ぶりに全国大会への切符を手にした部員らは、決意新たに準備を進めている。県大会、全国大会ともに新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで遂行。部長の岡海摩さんは「優勝と聞いた直後はまさかと思った。気持ちを切り替えて全国大会1位を目指す」と意気込みを語った。
英語部は部員21人。大会は岡さん、千田樹里さん、畑友一郎さん、與島ちとせさん、泉将太さん、中濱健翔さんの6人1チームで取り組む。県大会前は強豪の藤島高校(福井県)とオンラインで練習試合も行った。
県、全国大会ともに、主催側から提出される論題についての討論を英語で行う。今回は、「日本政府はハイブリット車も含む化石燃料車の製造と販売を2035年までに禁止する」是非についてを①立論②反論③理論の再構築④まとめーの順で反対派の意見を論じ合った。
「英語の技術はもちろん、会話のキャッチボールのスムーズさや討論の論点にブレや矛盾が生じないよう綿密な事前準備が求められる」と部員らは話す。
県大会優勝の発表を受けた直後は円陣を組んで喜びをかみしめたという。
全国大会は、12月26日、27日の全国高校英語ディベート連盟(HEnDA)が主催する第15回全国高校生英語ディベート大会。県大会で展開した内容を変更する必要があるといい、代案準備に頭をひねる。
また、同部は同月19、20日には即興型のディベート大会(PDA高校生即興型英語ディベート全国大会)への出場も控えている。