「龍郷柄展」が開幕

「島ぬ宝 龍郷柄展」が開幕。主催者の内山初美さん(右)ら

12月6日まで「結いの島」で
29日から内山さんの研究発表も

 「島ぬ宝 龍郷柄展」~柄のルーツを探る、「今昔」龍郷柄の展示会~が28日、奄美市名瀬港町の結いの島大島支部(あまかん鯨石庵向かい)で開幕した。12月6日まで開催。時間は午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)。主催者の内山初美さん(68)が集めた大島紬の龍郷柄の着物やはぎれ、その他の大島紬など展示している。また、29日から内山さんの研究発表「大島紬の柄(龍郷柄)の成り立ちと変遷」があり、「アダンの葉で作る風車のワークショップ」もある。いずれも入場無料。

 展示会では▽龍郷柄の着物19着▽龍郷柄はぎれ40枚▽その他=大島紬、明治~昭和初期の着物・羽織18点、同はぎれ80枚▽他産地の大島紬(村山大島紬等)など着物、はぎれ▽琉球の織物▽資料、本―などを展示している。

 着物は、大きい1玉の柄から4玉の龍郷柄など展示。はぎれは、小さい8玉の龍郷柄なども展示している。

 内山さんによると、28日午前中に龍郷柄のはぎれを持参し、提供した来場者がいたほか、昔の紬図案を持参した来場者もいた。

 内山さんは「気軽に見学に来てください」と呼び掛けた。

 問い合わせは、内山さん電話080―1726―5029へ。