包丁を握り刺し身にする体験をした名柄小中の児童生徒ら
児童生徒は刺し身切り体験も
宇検・名柄小中 群島水産青年協が開催協力
宇検村立名柄小中学校(野下利弘校長、児童6人、生徒2人)は12日、「マグロ解体見学・体験学習」を校内で行った。小学1年生から中学2年生までの8人が参加。奄美群島水産青年協議会(松井聖樹会長)が開催協力した。クロマグロ(本マグロ)の解体を見学した後、児童生徒は、包丁を握ってクロマグロの身を刺し身にする作業を体験した。自分たちで切った刺し身を試食する時間もあり、貴重な体験をした。
同協議会が行っている魚食普及活動の一環で開催協力。メンバー9人が参加し、宇検村漁協の前田尚登組合長、県大島支庁林務水産課水産係の職員2人も参加した。
クロマグロ解体は、岩下伸幸さんらが担当し、重量28㌔のクロマグロを手際よくさばいていくと、児童生徒から「すげぇ迫力、さばくの速い」「大トロうまそう」「骨の部分はどうするんだろう」などの声が出た。解体した頭部分を児童生徒の数人が持つ体験もした。
続いて、児童生徒は包丁を握って刺し身にする体験をした。協議会メンバーから身を切る指導を受けながら挑戦した。
試食タイムでは「うまい!」の声が連発で聞かれた。
黒川滉心くん(中学2年)は「学校行事で今回のような体験は初めてで、いい機会になった。包丁でうまく切ることができた。近くで解体作業を見れてよかった」と話し、藤原梨月香さん(小学6年)は「解体は、思った以上にさばきが速かった。魚に触れ、いい体験をした」などと感想を話した。
児童生徒には、クロマグロの身のプレゼントもあった。