オンライン授業でスライムづくりなどを体験した児童たち
児童が「スライム」「スーパーボール」づくり体験
瀬戸内町・阿木名小
瀬戸内町阿木名の阿木名小中学校(川原啓司校長、児童69人、生徒14人)は16日、ビデオ会議システムを使った「オンライン体験科学実験」を開いた。遠隔地から指導役のアドバイスを受けながら、4年生児童11人がスライムやスーパーボールづくりを楽しんだ。
子どもたちに科学の魅力に触れてもらおうと企画。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今回はオンライン開催となった。
会場の理科室に集まった児童を前に、テレビ画面を通じて近畿大学の木村隆良名誉教授が材料の性質や化学変化を説明。その後用意された実験器具を使って、スライム、スーパーボール、人工イクラの3種づくりに挑戦した。
洗濯のりとホウ砂水をかきまぜるスライムづくりでは、割りばしに固まり始める様子に興味津々。試薬で色を付けたり、弾力を増していく変化に驚きの声が上がった。
木村名誉教授は「家庭でやってみると、学んだことがより理解できる。実験をきっかけにドクター(科学者)を目指してくれたら、うれしいです」と児童らに呼び掛けた。
木原琉心=りゅうしん=くんは「いろいろ実験出来て楽しかった。スライムがおもしろかった」と笑顔だった。