住民が農道を舗装

農道をコンクリートで舗装する住民ら=知名町徳時=

知名町徳時 活性化で集落も元気に

 【沖永良部】知名町徳時集落(世帯数55戸88人)の住民10人が18日、集落内の農道の舗装作業を行った。周辺の畑の有効活用と地域活性化のために実施。今年中に完成する予定。

 畑の維持管理のためにトラック等の車両が通過できるよう道路の整備が必要だったことから計画。舗装した農道は全長294㍍、幅員3㍍。水土里サークル活動の予算を活用した。事業費は350万円。

 町によると、今回の舗装作業を公共事業で行った場合、1200万円ほどの費用が掛かるという。

 10月に草木の除去作業を行い、今月に入り舗装作業に取り掛かった。

 参加メンバーの平均年齢は70歳越え。みんなで声を掛け合いながら、生コンクリートを平らにしていった。

 徳時環境保全対策向上支援隊の徳貞彦代表(61)は「休みの日に作業を進めてきた。完成まであと少し。自分たちでも出来るとわかったし、地域も元気になる」と話した。