オンラインで終業式

パソコン室から中継される廣司校長の言葉に耳を傾ける児童たち(奄美市名瀬小学校、1年1組)

フリップ掲示 冬休み注意事項など呼び掛け
名瀬小・PC室から中継

 奄美群島の小中学校などで24日、2学期の終業式があった。奄美市名瀬の名瀬小学校(廣司正良校長、児童363人)では「三密」を避けるため、パソコン室から各教室をオンラインでつないで実施。教職員や児童代表の言葉、各種コンテスト表彰の様子がテレビ画面上に映し出され、児童らは姿勢を正して見聞きしていた。なお、3学期の始業式は1月8日。新型コロナウイルスの影響を受けた冬休みの短縮はないとしている。

 同校は夏休みの出校日(8月下旬)から、全校児童が体育館に集う全校朝会などの行事を、同形式で実施している。今後も継続した実施を想定して、通信や機材トラブルを防ぎ、スムーズに行事が遂行できるよう予行練習を重ねているという。

 終業式で廣司校長は、画面上にフリップを掲示しながら「元旦に1年の計画を立て、目標に向け努力しましょう」などとあいさつ。児童代表の米田花さん(1年)は「2学期で頑張ったことは持久走大会と跳び箱。3学期は字をきれいに書くことと、漢字をたくさん覚えることに取り組みます」と抱負を語り「冬休みはこまで遊びたい」と笑顔で話した。

 その他、校歌斉唱や冬休み中のマナー・感染症対策の呼び掛け、表彰式などを行った。