朝山市長の訓示を引き締まった表情で聞く市職員
「困難乗り越え不安払しょくを」
朝山市長が訓示
奄美群島の官公庁や一部の民間事業所で仕事始めとなった4日、職場では職員や社員らが新年のあいさつを交わし、今年初めの業務を開始した。奄美市役所では同日、「仕事始め式」が行われ、部課長など約50人の幹部職員を前に、朝山毅市長が訓示。新型コロナウイルスの感染拡大が続く現状などに触れたうえで「困難を乗り越え、確実に行政の目標、計画を実行し、市民に行き届いたサービスができるよう頑張ってほしい」などと激励した。
同市の仕事始め式は例年、約200人の職員らが出席して行われるが、今回は新型コロナ対策として密になることを避けることや、働き方改革などの観点から部課長級の幹部職員のみが出席。そのほかの職員らにはモニターなどを通して、朝山市長の訓示をライブ配信した。
朝山市長は、年末年始にかけ、市内で4人の新型コロナウイルスの感染者が出たことについては、「感染した方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い回復をお祈り申し上げたい」と述べた上で、「昼夜を問わず対応した医療関係者や介護関係者、自衛隊、消防をはじめとする関係者の皆さんに敬意を表し心から感謝をしたい」などと述べた。
また、「暦の上では新たな年になったが、行政に携わるものとしては、年度末に向けて最後の総仕上げも言える。与えられた任務、予算を執行し、市民の不安を払拭し明るい年になるよう努力をしてほしい」と呼び掛けた。