シイタケの駒打ち体験&森林学習

駒打ちを体験する子ども達=和泊町=

自然に親しんで
和泊、知名両町の緑の少年団

【沖永良部】シイタケの駒打ち体験&森林学習が6日、和泊町谷山の当田の森であった。自然に親しみ、地産地消への関心を持ってもらおうと開催。和泊、知名両町の緑の少年団の児童生徒41人が参加した。

和泊町シルバー人材センターと同町高千穂緑の少年団が主催。県の事業を活用して行われた。

駒打ち体験は、シルバーの会員が指導役を務めた。子ども達は、長さ1㍍ほどのシイの木にシイタケ菌の付いた種駒を木づちで一つずつ打ち込んでいった。12月ごろ収穫できるという。

森林学習では、知名町在住で島の植物に詳しい新納忠人さん(77)が案内役となり、森に整備された遊歩道を歩きながら生えている木の特徴などを説明した。

このほか、シルバーの会員と一緒に木の剪定も体験した。

和泊小4年の宮田和心水さん(10)は「シイタケの収穫が楽しみ。たくさん食べたい」と笑顔。大城小5年の栄翔真さん(10)は「森の中を歩くと気持ちがいい。これからも自然を大切にしたい」と話した。

和泊町シルバー人材センターの平山和仁理事長(69)は「シルバーの会員には、島の自然を知り尽くしている人がたくさんいる。先人の知恵を残していくためにも、子ども達と交流する機会があるのはうれしい」と語った。