ライブ動画配信の現場。元山公知村長(左)も出演
宇検村保健福祉課は村づくりの一環として「秘密のウケンミンSHOW」をウェブメディアで始め、この連動企画として14日に初めてYouTubeでライブ動画を配信した。配信場所は同村地域福祉センターやけうちの里。
同村では、地域共生の村づくりを進めていたが、新型コロナ感染症拡大により村民同士のコミュニケーションが制限される事態に。直接集まることなく村民とコミュニケーションがとれるものを何かやろうと考え、宇検村役場の有志で情報発信チームをつくり、さまざまなところで地域づくり支援を行っている㈱StudioーLの協力を得て、LINEアカウントを用いた同番組を企画。20年12月から村民と暮らしについて考える同番組を開始し、村の生活にまつわることを、アンケートの調査結果をもとに作成、発信している。口コミが広がり、現在フォロワーは10代から60代まで150人。9割以上が現村民で、その他は出郷者だという。
この日は午後1時から4時間のライブ動画配信を行った。番組は▽宇検村って実はこんなところ!移動編▽帰ってきた!サンデーだらだら▽ライブ中継!「魚、釣れてますか?」▽聞いてみよう!社会福祉協議会ってどんなとこ?▽宇検村って実はこんなところ!楽しみ編ーなど。
「宇検村って実はこんなところ!移動編」では、1日の移動時間が1時間以上の人が7割以上、運転中は一人カラオケをしている人が多く、移動中あるあるでは「すれ違うのは基本知り合いばかりなので手を振る」「車種とナンバーで誰がどこにいたかわかる」「いろんな動物たちと出会えて楽しい」などの声が。困りごととしては、「スピード超過や路上駐車などの交通マナー」「車に頼って歩かないので健康的に不安」「具合が悪くても自分で運転しないといけない」などが挙げられた。
この日の動画視聴者数は最大80人、再生回数延べ798回となり、「第2回の動画配信楽しみにしています」との感想が寄せられた。
同課ではフォロワー数を増やすとともに、今後はスマートフォンを使えない人に向けて別の方法で発信することも検討している。
「秘密のウケンミンSHOW」への参加は公式LINEアカウント@ukenmin‐showまたはQRコードを読み込む。同課は「宇検村に住んでいる、宇検村に興味ある人はぜひ参加を!」と呼び掛けている。