和泊町切花品評会

出品物を見比べる審査員ら=和泊町=

最優秀賞に輝いた山田定美さんのグラジオラス(中央)

最優秀賞に山田さん(グラジオラス)
111点審査

 【沖永良部】2020年度和泊町切花品評会が16日、同町役場結いホールであった。出品された5部門111点の中から、山田定美さんのグラジオラス(品種・ビックビジネス)が最優秀賞に輝いた。

 切花栽培の技術向上と商品性の高い花作りへの意識を高めようと毎年開催している。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため市場関係者の参加はなかった。

 各部門の出品数は、キク部門30点、ソリダゴ部門21点、テッポウユリ・オリエンタル部門21点、グラジオラス部門22点、トルコギキョウ・その他洋花部門17点。

 評価基準は▽品種の特性▽病害虫の有無▽揃い▽草姿▽商品性―の5項目。出荷団体や技連会のメンバーら16人が審査した。

 各部門の金賞を選定し、その中から最優秀賞を決めた。

 審査委員長を務めた県沖永良部事務所農業普及課の緒方彰技術専門員は「今年度は日照不足や強風の影響で厳しい栽培環境だったが、素晴らしい作品が多かった。農家の努力と技術力の高さを感じた」と講評した。

 最優秀賞以外の入賞者は次の通り。()内は品種名。

 【キク】▽金=安田龍太(ポワル)、末川真季子(セイカーク)、亘和也(レミダス)▽銀=安田龍太(セイヨーク)、長田農園(ポワル)、末川新(ゼンブラライム)▽銅=三島綾子(オンシア)、末川詩(ゼンブラライム)、末川葉琉(チスパ)、末川亨志(ロカピンク)

 【ソリダゴ】▽金=中原ヒデ子(モーリー)、寺原誠(タラ)▽銀=西村昇幸(タラ)、大南正彦(同)▽銅=伊集院猛(同)、志友(同)、新屋勇作(同)

 【テッポウユリ・オリエンタル】金▽伊地知みどり(プチホルン)、東秀光(シグナム)▽銀=伊地知みどり(凛・ピュアホルン)▽銅=伊地知浩一(ひのもと・プチホルン)東しずの(コンパニオン)

 【グラジオラス】▽金=西悠月(グランプリ)▽銀=菅村文江(ノバラックス)、西村昇幸(ソフィー)▽銅=安田龍夫(ピンクパーロット)、山田定美(アドレナリン)、名越浩二(ドクターマギー)

 【トルコギキョウ・その他洋花】▽金=池田鶴代(セレブゴールド)、久冨純一(渚)▽銀=川間悠斗(ボンボヤージュホワイト)、東仁(セレブオーキッド)▽銅=川間宥幸(チュールピンク)、久冨絵里(渚)、東敏江(セレブオーキッド)