サンゴ研がNPO部門会長賞

表彰状と盾を手に喜界島サンゴ礁科学研究所の渡邊理事長(右から2人目)と山崎副理事長(同3人目)

地域に根差し長年貢献
地域づくり推進優良団体伝達式

共生・協働による地域社会づくりに取り組む団体を顕彰する「2020年度県共生・協働型地域コミュニティづくり推進優良団体」の伝達表彰式が22日、喜界町の県大島支庁喜界事務所別館会議室であった。NPO部門会長賞を受賞したNPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所(喜界町)に表彰状が贈られ、長年の地域に根差した取り組みが称えられた。

表彰は、地域社会づくりに成果を上げる団体を称えようと県コミュニティづくり推進協議会が主催。奄美群島からは同研のほか、㈱奄美通信システム(奄美市)が企業部門会長賞、古仁屋高校(瀬戸内町)が学校部門優秀賞を受賞し、15日に表彰式を終えていた。

同研は、長年に渡る研究調査や地域に根差したサンゴ礁保全活動に取り組んでおり、インターネットを通じて国内外の子どもたちに地球環境の面白さや大切さを発信してきたことなども評価された。

式には、同研・渡邊剛理事長と山崎敦子副理事長が出席。隈崎悦男喜界町長も見守る中、松元賢治所長から表彰状と盾が手渡された。

同研は「このような賞をいただいて大変感謝している」と述べ、「今後も地域に根差した活動を皆さんの協力・理解を得ながら実施し、喜界島から鹿児島、世界へと情報を発信していきたい」と喜びを語った。