プログラムを修了した子ども達と関係者ら=和泊町=
子ども達に黒毛和牛プレゼント
「立派な牛飼いになって」
【沖永良部】和泊町畜産農家体験プログラム修了式が5日、同町役場結いホールであった。プログラムを修了した子ども達には、鹿児島産の黒毛和牛1㌔がプレゼントされた。
プログラムには小学6年生から高校1年までの5人が参加。11月に始まってから合計7回程度、受け入れ農家のもとで畜産の仕事を体験した。
式には子ども達4人と関係者ら7人が参加。町役場経済課の東敏仁課長は「初めて牛の世話をした人もいたと思う。体験を通じて牛を飼いたいと思ってくれるとうれしい」とあいさつした。
修了証書と黒毛和牛を受け取った大城小学校6年の北原響さんは「牛によってエサの量が違うことに驚いた。体験で学んだことを将来に生かしたい」と話した。
受入れ農家の伊口重孝さんは「後継者が少ないので、体験してくれた子ども達が畜産に興味を持ち、ぜひ牛飼いになってほしい」と激励した。
事業は町が主催。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して行われた。来年度も継続する予定。