大浜海浜公園に打ち上げられた「カツオノカンムリ」。半透明の部分が帆になっている(提供写真)
「青くてきれい」でも触らないで 名瀬・大浜海浜公園
奄美市名瀬の大浜海浜公園で13日、クラゲの一種「カツオノカンムリ」が多数打ち上げられたのを、同公園職員が発見した。「青くてきれいだけど、触手に毒があるので、もし見かけても触らないで」と呼び掛けている。
公益財団法人黒潮研究所によると、カツオノカンムリは英語で「by-the-wind sailor (風に乗った船乗り)」と呼ばれ、盤上にある帆で風を受けて海面を移動することができる。風の吹くままに流されるせいか、大風の翌日に海岸近くへ吹き寄せられることがあるという。
奄美海洋生物研究会・興克樹会長は「毒性は弱いが、子どもや皮膚の弱い人は注意が必要。特に濡れた状態のときは触れないように。季節風が吹くこの時期は打ち上げられやすい」と話した。