表情トレーニングで笑顔を見せ合う新入社員ら
奄美大島商議所 新入社員20人が合同研修会
奄美大島商工会議所主催の2021年度「合同社員研修会・交流会」が2日、同市名瀬の奄美サンプラザホテルであった。10企業から20人の新入社員が参加。求められる責任やビジネスマナー、働く意義など、講義を通して新社会人の心得を学んだ。
研修会は、▽接遇マナー▽交通安全▽明るい選挙▽心構えと仕事の進め方―の4講。会後は交流会も開かれた。
第一講では、オフィスココクローバーの大司千草さんが講師を務め、「スタートダッシュ先取り接遇マナー」と題して、接客の際に心掛けるマナーやコミュニケーション方法などを指導。大司さんは「接遇とは思いやりやおもてなし。気持ちは目に見えない、相手を思って行動し伝えていくことが大切だ」と心構えを訴えた。
新入社員らは、ディスカッション、表情や行動のトレーニングを通して、第一印象を良くし、顧客とのスムーズな関係を築く方法を学んだ。大司さんは「表情や行動がその場の雰囲気をつくる。人は第一印象でも決まる。常に主体性を持って取り組むことでチャンスをつかんでほしい」などアドバイスした。
奄美大島信用金庫の榮珠美さん(18)は「学生時代から変わったことが実感できた。きょう学んだことを生かし、信用される職員を目指して地域に貢献したい」と話した。