会館建て替えで朝山市長に要望書を提出した有村会頭ら
市有地の継続使用と紬会館賃借求める
奄美大島商議所
奄美大島商工会議所の有村修一会頭らが2日、市役所を訪れ、朝山毅市長と与勝広市議会議長に、奄美大島商工会議所会館建設への支援などを求める要望書を提出した。同商議所は老朽化が進む同市名瀬入舟町の同会館について、現地建て替えを計画しており、22年度の建設着工を計画している。
要望書は、同会館がある同市名瀬入舟町の市有地の継続使用と、建設中の仮事務所として、同市名瀬港町の紬会館7階の賃借(22年4月~23年3月)を求めている。
有村会頭は「商議所にとって新会館の建設は長年の懸案で、商工業者の利便性などの点から現地での建て替えが最善との結論に至った。引き続き市有地の使用をお願いしたい」などと要請。朝山市長も「市としてもできる限り支援したい。地元商店街の活性化など、今後も連携して地域経済の発展に取り組んでいきたい」などと応えた。
同会館は1957年の建設から60年以上が経過、老朽化が著しく、外壁の剥落なども危惧されるなど、早急な建て替えが必要となっており、同商議所は会館建設資金として約1億円を積み立てている。
仮事務所として検討されている紬会館7階は現在、同市名瀬公民館として利用されているが、10月に完成予定の同市名瀬柳町の市民交流センター供用開始に伴い閉鎖されるため、その後、利用することにしている。