龍郷町で新規感染2人

新型コロナ 奄美大島では約3カ月ぶり確認

 県は7日、県内で新型コロナウイルスの感染者が新たに16人確認されたと発表した。うち、龍郷町で2人の感染が確認された。奄美大島で新規感染が確認されるのは、1月18日に奄美市で確認されて以来、約3カ月ぶり。龍郷町での感染は昨年11月以来で、同町での感染者は計3人となった。奄美市(28人)と瀬戸内町(8人)を含めた奄美大島の累計感染者は39人となった。

 県によると、同町で感染が確認されたのは30代と20代の女性2人。30代女性は3月30日に咳などの症状があり、今月6日に医療機関を受診、PCR検査で陽性が判明した。

 20代女性は30代女性の濃厚接触者だったことから同日、PCR検査を実施、感染が確認された。2人は現在、島内の医療機関に入院している。

 30代女性の濃厚接触者となった親族5人は陰性が確認された。残る知人2人の濃厚接触者と、20代女性の濃厚接触者となった知人13人についてもPCR検査を実施、または実施予定で、これまでに8人の陰性が確認された。残り7人については8日以降に結果が判明する見込み。

 県内ではこのほか、鹿児島市や霧島市、肝付町などで新規感染を確認。鹿児島市ではクラスター(感染者集団)で6人が感染した。県内の累計の感染者は886人で死者は28人。6日現在、32人が医療機関に入院しており、重症者はいない。宿泊施設の入所者は34人で、自宅待機が1人となっている。