パパイヤ入り奄美カレー

あしたば園新商品販売開始
「からだにやさしいカレー」

 社会福祉法人三環舎(向井扶美理事長)が運営するあしたば園(島じゅうり)は今月、新商品「パパイヤ入り奄美カレー」の販売を開始した。同商品は奄美島立会物流センターとのコラボ商品。同センターが販売している、島ウコンが入った「島おこし奄美カレー」のルーをベースに、パパイヤや鶏もも肉などをふんだんに使用。レトルトパウチ入りご当地カレーの販売は奄美群島初という。

 三環舎は「障がいがあっても地域の中で働く喜びを見出してほしい」という思いのもと、あしたば園、あしたば園加工場(島じゅうり)、夢来夢来=むくむく=などさまざまな事業所を展開、運営している。

 「パパイヤ入り奄美カレー」は3年ほど前から「夢来夢来」でランチとして提供されていたもの。来店者からは「香りが良くておいしい。スパイシーだけど辛すぎない」と好評だったという。

 あしたば園(島じゅうり)が奄美郷土料理のレトルト食品の製造・販売を行っていたことから、「島外でも奄美の味を楽しめるように」とレトルトパウチ入りのご当地カレーを開発。今年4月に夢来夢来での店舗販売とインターネットによる販売を始めると全国から注文が殺到し、ふるさと納税でも大人気の商品になったという。

 今回の商品化にあたりパッケージの絵を描いたのは同加工所で働く泉健太さん(24)。泉さんは「絵を描くのが大好き。感性の赴くままずっと絵を描いている。商品の絵は初めて描いたけれど、絵が載っているのを見たときはうれしかった」とにこやかに話した。

 同加工所の生活支援員・向井春香さん(27)は「添加物の入っていない体に優しいカレーなので、地元の方にも観光客の方にも喜んでいただけると思います」と語った。

 同商品は定価540円。夢来夢来と、Webサイト奄美むくむく市場(https://sankansya.thebase.in/items/42120483)で購入することができる。また、今後奄美空港やビッグⅡ、市内の土産店にも並ぶ予定。