ドイツの映像祭で部門最優秀賞に輝く

与論町の観光PR動画「Welcome to Paradise」の一場面(動画投稿サイト「ユーチューブ」より)

与論町の観光PR動画
「ユーチューブ」で見ることも

 【沖永良部】与論町の観光PR動画「Welcome to Paradise」がこのほど、ドイツの観光映像祭「THE Golden City Gate」の観光誘客(地域)部門で最優秀賞に選ばれた。同町役場商工観光課によると、映像祭において日本の作品の受賞は同作品のみだという。

 同町では2020年度に▽フォトジェニック▽ワーケーション▽ネイチャー―の三つをテーマにした観光PR動画3本(それぞれ1分から1分30秒程度)を制作。受賞作品は、3本の動画を一つにまとめ、約2分のダイジェスト版にした。もとの作品にはない映像も追加されている。制作は、東京の「81plus(株)」が担当。現在、動画投稿サイト「ユーチューブ」で見ることができる。

 映像祭は、ドイツで行われる世界最大級の観光産業向け国際会議「ITBベルリン」の期間中に実施。今年は3月9~12日の期間にオンラインで開催された。21回目となる今回は、15部門に23カ国121作品の応募があった。

 同町役場商工観光課は「評価されてとてもうれしい。これまでの観光動画とは異なるテイストなので、いままで味わったことのない与論島を動画で楽しめる」と話した。

 与論町はこれまで、観光PR動画「Yoron Island ジャパン in 8K HDR」で、「第1回日本国際観光映像祭」(2019年3月)の国内グランプリを獲得、同作品はポルトガルの国際観光映像祭「ART&TUR」(同年10月)でフィルムロケーション部門2位に輝いている。