「奄美でも野球がしたい」と熱く語る樟南第二高校の井藤愛海=あいう=さん=天城町=(提供写真)
天城町の私立樟南第二高校(牧園弘光校長・全校生徒数235人)教諭の屋田龍樹さん(34)はこのほど、奄美群島で女子野球が普及することを願い、奄美群島選抜チーム『奄美群島ガールズ(仮)』を結成し、NPBガールトーナメント(女子児童野球の全国大会)へ出場することを目標に、クラウドファンディングで支援を募っている。目標金額は250万円。期限は6月20日午後11時59分まで。
屋田さんは龍郷町出身。野球が大好きで、中学・高校・大学と野球一筋。昨年4月に奄美に帰島し、徳之島で教諭に。同じく野球が大好きな同校1年生・井藤愛海=あいう=さん(16)の「高校でも野球がしたい」との声を実現すべく、今年4月、同校女子野球同好会を発足した。
屋田さんによると、奄美群島では約20人の女子児童が男子児童と一緒に野球をしているが、実際に試合に出られるのはほんのわずか。活躍できる場は限られており、歯がゆい思いをしている女子児童は少なくないという。
全国各地で女子野球が普及するなか、女子野球日本代表のエースである里綾実選手を輩出したにも関わらず、奄美に女子野球チームがないことを憂いた屋田さんは自身で女子野球チームを作ることを決意。今回のクラウドファンディングも、女子野球普及を目指す活動の一環という。
クラウドファンディングで得た資金は奄美群島選抜チーム『奄美群島ガールズ(仮)』の野球道具、遠征費にあて、余った場合は今後の女子野球普及資金に利用する。
支援金額は2万5千円、5万円、7万5千円の3パターン。リターン(支援してくれたた人へのお返し)は同チームからの集合写真や寄せ書き、大会オリジナル帽子、チームのユニフォームなど。
「今回のクラウドファンディングをきっかけに、奄美で女子野球が普及、浸透していけば。子どもたちが元気に輝けば、島も元気になる。夢を持っている子どもたちを応援したい」と、屋田さんは目を輝かせながら語った。
支援はWebページ『島の女子児童だって野球をがんばりたい』~目指せ、奄美群島から全国大会へ~(https://camp-fire.jp/projects/view/401881)。問い合わせは電話080・3936・2951 メール:okuda.rrr@gmail.com
屋田龍樹さん まで