和泊町社協 地域福祉活動計画を策定

地域福祉活動計画を持つ和泊町社協の前幸貴会長(左)と平尚人さん(右)

 

 

「ともに支え合う町」目指す

 

 【沖永良部】和泊町社会福祉協議会(前幸貴会長)はこのほど、同町地域福祉活動計画を策定した。地域福祉において複雑多様化する課題を解決するために今年度から5カ年計画で、人材の確保や各関係機関との連携強化を図る。

 策定された計画は、「ともに考え ともに語り ともに支え合う町」を基本理念に▽地域をつなぐ仕組みをつくる▽地域で支え合う仕組みをつくる▽支援を必要とする人とつながる仕組みをつくる―の三つを基本目標に掲げた。

 住民や関係機関との連携強化では、計画期間の5年間で、見守り活動への協力事業所を現在の14事業所から25事業所に増やすことを目標にしたほか、見守りサポーターの登録者数は150人、認知症サポーター登録者数は130人を目指す。また、ボランティア活動への関心を高めるための取り組みにも力を入れる。

 同町社協の平尚人さんは「町にある全ての福祉事業所の人材確保を町とともに進めていくのも社協の役割。住民や関係機関と協力しながら地域福祉につなげていきたい」と話した。