医療従事者、4割が接種
実績高齢者は0・2%
新型コロナウイルスのワクチン接種について政府は17日、都道府県別の最新の実績をまとめた。鹿児島県内の医療従事者への接種は14日時点で、対象者約7万5千人のうち4割にあたる2万9926人が2回目を接種。65歳以上の高齢者は16日時点で、対象者約51万人のうち0・2%にあたる1084人が2回目の接種を終えている。
医療従事者への接種は、県が政府から配分されるワクチンを医師らの人数に基づいて医療機関へ割り振り、打つ仕組みになっている。
県内の医療従事者の数は7万4590人。14日現在、1回目の接種を終えたのは82・3%にあたる6万1409人で、十分な発症予防効果が得られる2回目の接種を終えたのが40・1%の2万9926人。現在、医療従事者向けのワクチンは16日までに全てが届いており、全自治体ともに6月中には完了する見込みとなっている。
一方、高齢者への接種は16日現在、1回目の接種を終えたのが4%にあたる2万1077人で、0・2%にあたる1084人が2回目を完了。厚生労働省によると43自治体のうち88・4%にあたる38自治体が7月末までに接種を終える見込みで、2自治体が8月中、3自治体が9月以降としている。
なお全国平均は、医療従事者は全体の35%にあたる約166万人が2回目の接種を終え、高齢者は全体の0・2%にあたる約7万人が2回目の接種を終えている。