事業計画など5議案を承認した喜界町商工会総会
コロナ禍、伴走型で継続的に支援
20年、融資申請相談は508件
喜界町商工会(松田裕道会長)は20日、同町コミュニティセンターで2021年度「第61回通常総会」を開き、今年度の事業計画など5議案を承認した。事業計画では、新型コロナ収束後を見据えた上で、経済的苦境が続く事業者には伴走型で継続的な支援に取り組んでいくことで一致した。
同商工会によると昨年度、新型コロナウイルスに関わる融資などの各種施策申請に寄せられた町内の相談件数は全部で508件。325件で申請をサポートした。
主な内訳は、実質無利子・無担保融資への相談が39件、申請サポートが27件で、申請額2億9150万円。中小事業者向けの一時支援金では、持続化給付金への相談103件、申請サポート64件を含む、13項目で約1億1400万円。同商工会での申請総額は4億549万円に上った。
総会では、新年度の予算案や活動計画案などが上程され、承認された。主要事業では、▽新型コロナの売上減による支援▽伴走型支援事業の推進▽販路開拓支援事業の推進▽各種補助事業の積極的活用―などが掲げられ、小規模事業者を中心には、事業計画や商品開発、雄姿情報の提供など、面的に支援していくことで確認した。
この他会では、任期満了に伴う役員改選が行われ、松田会長、園田直樹副会長、岡村光哲副会長らが再任。新たな理事に松田英記氏、監事に武田鉄也氏を選任した。