オオゴマダラ優雅に

確認されたオオゴマダラ=7日、知名町=

日本最大級のチョウ
知名町で2匹確認

 【沖永良部】日本最大級のチョウ「オオゴマダラ」2匹が知名町で確認された。同町瀬利覚字ファングル塾のビオトープ内を優雅に舞っている。

 地域活性化のために活動しているファングル塾では、2018年と19年に沖縄県うるま市からオオゴマダラの幼虫と成虫、食草の「ホウライカガミ」を譲り受け、ビオトープ内で繁殖に取り組んできた。

 瀬利覚字在住でファングル塾メンバーの朝戸武勝さん(76)によると、19年に成虫を確認したが、昨年は姿を見ることができなかったという。

 先月下旬、2匹がビオトープ内を飛んでいるのを見つけ、今月8日にはホウライカガミの葉に幼虫がいるのを確認した。

 朝戸さんは「飛んでいる姿がとてもきれい。これから増やしていきたい」と話した。

 14年に整備されたビオトープでは、絶滅危惧種の淡水魚「トウギョ」の繁殖活動も行っている。