奄美の動植物、四季折々に

奄美空港で開かれている平城さんの写真展

平城さん写真展、始まる
奄美空港

 奄美市名瀬の平城達哉さんによる写真展「季節で楽しむ奄美の大自然」が7日から、同市笠利町の奄美空港1階ロビーで始まっている。奄美大島を代表する動植物の写真を四季折々の季節ごとに展示。国天然記念のアマミノクロウサギやルリカケスをはじめ、自らが撮影した作品48点が飾られ、訪れる人の目を楽しませている。9月14日まで。

 平城さんは1991年奄美市生まれ。市立奄美博物館に勤務する傍ら奄美の自然や動植物の写真を撮り続け、ブログなどでも定期的に紹介している。

 作品は、奄美大島に生息・自生する希少種・固有種を中心に、春夏秋冬の季節ごとで展示。夏はオオシマオオトラフハナムグリやハロウエルアマガエル、イジュやナゴランなどを表情豊かな写真に収め、動植物の四季折々の様子を伝えている。

 会場には徳之島の作品6点も展示。平城さんは「季節感を強調した。観光客だけでなく島の人にもたくさん見てもらい、身近な生き物を知る機会にしてほしい」と多くの来場を呼び掛けている。