小中学校で2学期スタート

名瀬小学校では感染防止対策のため分散登校を行い、校内テレビで始業式が行われた

分散登校など対策
校内放送で始業式も

 奄美群島各地の小中学校で1日、2学期の始業式が行われた。奄美市内でも新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、子どもたちはマスク姿ながらも元気に登校。各校、規模や状況に合わせて始業式をしたり、校内放送に切り替えたりと、それぞれの目標に向かって新学期をスタートさせた。

 奄美市の名瀬小学校(廣司正良校長、354人)では、通学バスなどでの密を避けるため、低学年と高学年にわけて分散登校にした。4・5・6年生は定刻の8時15分、1・2・3年生は2校時目にあわせて9時15分に登校した。

 始業式は感染防止のため各クラスで校内テレビを通じて行い、廣司校長が画面越しに「2学期がスタートしました。誰にでもやさしくみんなが笑顔で過ごせるように頑張りましょう」とあいさつ。児童代表による作文発表や転入児童の紹介、生活指導なども校内放送で中継された。

 3年2組のホームルームでは、児童が担任の西尾直子教諭に夏休みの宿題などを提出した。同組の林寿音さんは「夏休みは海で友達とバーベキューができて思い出ができた。(2学期は)苦手な算数が全部できるように頑張りたい」と話した。

 奄美群島の多くの学校では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各家庭に登校前の検温など、対策徹底を求める文書をメールやSNSなどを使って事前に配布した。同校でも3日間は分散登校を継続し、様子を観察する。運動会といった2学期の校内行事もその時々の状況を鑑みながら判断していくという。