ポルトガル出身男性がカフェオープン

龍郷町芦徳で営業しているカフェ「Art Jazz Cafe BSB」の外観。カフェについてPRするポルトガル出身のブライマさん。身長2㍍を超える長身だ

 

DJ経験もあり、ジャズなど音楽も楽しんでほしいとPRするブライマさん

 

 

「料理、コーヒー、ジャズ楽しんで!」
龍郷町芦徳 建物内外を自分でリフォーム

 

 ポルトガル出身の男性が、龍郷町芦徳にあるコンクリート造りの建物を借り、自分で建物内外をリフォームして今年8月、カフェ「Art Jazz Cafe BSB」をオープンさせた。店主はブライマ・ソリ・バさん(55)。「奄美の食材を使ったポルトガル料理、コーヒー、ジャズなど音楽も楽しんでほしい」と来店を呼び掛けている。

 カフェは、芦徳公民館近くの町道沿いにあり、ピンク色の建物を目当てに探せば分かりやすい。建物の前には「ART JAZZ CAFE」などと記された店の看板があり、大きなガジュマルの木がある。目の前に海が広がり、周囲にはサトウキビ畑など農地が広がる。

 店内に入ると、右側に高いカウンター、いすがあり、ソファーやテーブルなどが置かれている。壁には絵画等が飾られ、天井にはペンキで模様を施したという。

 建物の外側壁には、レコード盤やカセットテープ、大きな皿などを飾っている。

 外に出て階段を上ると、屋上があり、海を眺めながらビアガーデンができるスペースがある。床に灰色のペンキを塗った。

 建物は、今年4月から借り、リフォームしてきた。「知り合いになった奄美の人々が木材や竹、いろんな装飾品等を提供してくれた。また、リフォームを手伝ってくれた知人もいた」と感謝していた。

 ブライマさんは身長2㍍2㌢と長身。「奄美はすごく安心できる島、自由な気持ちで過ごせる。人々も優しい。笑顔がにこやか」などと話した。

 DJの経験もある。「ジャズ、ラテン音楽、ファンク、ソウルなど音楽も楽しんでほしい」「奄美の食材でオリジナルメニューを考えていきたい」とPR。インスタグラムでもPRしている。

 ブライマさんの本業は、服飾デザイナー。

 奄美に来てからは「龍郷町懐メロ同好会」のバックバンドのメンバーとなり、太鼓(コンガ)を担当している。

 ※カフェの住所は、龍郷町芦徳318(芦徳公民館近く)。

 ※インスタグラム アカウント(@art.cafe.bsb)。