総振計画に村民の声反映

第6次総合振興計画づくりのワークショップを開催=3日、村防災センター

第6次策定へワークショップ 大和村

 「小さくとも光り輝き続ける村づくり」実現を目指す大和村は3日、今年度第6次総合振興計画(2022~31年度)の策定を進めるためのワークショップを村防災センターで開いた。村集落の各分野で活動する高校生から一般まで22人が参加。10年後の村の将来像について意見交換し、官民協働で共有できる道しるべを示した。

 村は基本目標に、▽安心して暮らせる健康な村づくり▽自然と共生し、安全で豊かな生活環境づくり▽地域性を生かした多彩な産業づくり▽活力と愛郷心ある人材を育む村づくり▽協働で担い合う村づくり▽健全で開かれた行財政運営が行われる村づくり―など6項目を設定している。

 ワークショップはサイバー大学教授で同村地方創生アドバイザーを今年度から務める勝眞一郎氏が進行役を務め、10年後の目指すべき村の未来をイラストで表現し、村民全員が自らの役割を認識して共有できるビジョンマップ制作の一環で初開催。基本6項目の基本目標に沿って施策や将来像について意見を集約した。

 参加者からは将来像や施策について「地域支え合いの後進づくり・継続」「幼児教育の同一化」「移住につながる地域づくり」「ひとり親家庭の支援」「オーバーツーリズム対策」などの要望が挙がった。

 村は5日、村職員を対象にワークショップを開催。民間代表者と村職員の意見を踏まえ各課で同計画の基本施策をまとめ、伊集院幼村長らのヒヤリングを経て年内にも村振興計画審議会で計画案を協議する。審議会は来年3月をめどに伊集院村長へ基本計画を答申する。ビジョンマップは官民協働による村づくりに生かす方針。