島豚「あかりんとん」自販機でどうぞ!

島豚「あかりんとん」の自動販売機を設置し、PRする㈱カイセイの従業員たち

末広市場にお目見え
ソーセージやハム、気軽に

奄美産のオリジナル島豚「あかりんとん」を加工したソーセージやハムを販売する自動販売機が19日、奄美市名瀬の末広市場にお目見えした。仕掛けるのは奄美大島で養豚や果樹農園を営み、あかりんとんを開発した㈱カイセイ(奄美市名瀬平田町、前田あかり代表取締役)。担当者らは「島の味をいつでも手軽に味わえる。気軽に立ち寄って」と多くの利用を呼び掛けている。

同社が養豚を手掛け始めたのは2012年。あかりんとんは戻し交配から生まれた島豚で、餌や豚舎の環境にこだわり飼育。同浦上町で400頭ほどがのびのびと育てられている。

肉はジューシーで胃もたれがしにくく、脂分の沸点が低いため焼いた時に香り高いのが特長。奄美市と大和村のふるさと納税にも採用、お土産や贈答品としても人気の商品だという。

自動販売機では冷凍で提供され、当面はソーセージ(5本、450円)やボンレスハム(200㌘、540円)など6種類を用意している。操作はタッチパネル方式。今後はキャッシュレス決済も導入していく予定だという。

おススメは5種類のハムやソーセージがお得に味わえるミニセット(2千円)で、同市場の開店時間帯であればいつでも購入できる。同社販売担当の川畑美紀さんは「お土産にもお薦め。コロナ禍で来店できない人もご賞味を」と話している。

なお、冷凍食品での自動販売機の設置は奄美市内では初めて。今後は状況をみながら、しゃぶしゃぶ用肉などの販売も検討していくという。

問い合わせは、同社あかりんとん店電話0997―58―5000(月~土曜午前8時~午後5時)まで。