センバツ出場の野球部への支援要請

安田市長に甲子園出場を報告する丸田会長(左端)と黒木校長(左から2番目)ら実行委役員

安田市長表敬 大島高・黒木校長ら
補正予算案に補助金1千万円計上

 第94回選抜高校野球大会出場が決定した県立大島高校(奄美市名瀬)の黒木哲二校長ら同校野球部甲子園出場実行委員会(委員長・丸田卯禮男安陵会会長)の役員らが8日、奄美市役所を訪れ、安田壮平市長に野球部の甲子園出場を報告、生徒の旅費や宿泊費、応援団の遠征などへの支援を呼び掛けた。

 黒木校長、丸田会長のほか、同校野球部OBでつくる安陵球児会の前里佐喜二郎会長、同校PTAの永元和幸会長、同校野球部保護者会の西田哲会長らが安田市長を訪問。黒木校長は「選手たちは甲子園を目標に地道な努力を重ね、実力で出場を勝ち取った。センバツではベスト8以上を目標にしている。新型コロナの影響で、球場での応援ができるか分からない状況だが、奄美の人たちの声援で、選手たちを後押ししていただけるよう、協力をお願いしたい」と支援を求めた。

 安田市長も「ぜひ、球場で応援できることを願っている。多くの島民が野球部の活躍に期待している。奄美市としてもできる限りの支援をしていきたい」と話した。市は、この日市議会に送付した補正予算案に、同校への補助金1千万円を計上している。

 同校と同窓会「安陵会」など5団体で組織する同実行委は、大会出場にかかる費用などの寄付活動を行っている。

 募金期間は4月末まで。募金は実行委事務局(大島高校内)へ直接持参や現金書留、ゆうちょ銀行への振り込みで受け付けている。安陵会本部のホームページに甲子園コーナーを開設、寄付の受付先なども案内している。募金に関する問い合わせは同実行委事務局(電話0997―58―8299)へ。

 ゆうちょ銀行の振込先は、金融機関コード9900、店番099、預金種目当座、店名〇九九店、口座番号0198304。