あまみ地域づくり褒賞

地域づくり褒賞を受賞した各団体の代表と印南支庁長(前列左から3人目)ら

「ラ・メール」など5団体
県大島支庁

県大島支庁は24日、地域振興に貢献した個人団体を表彰する「あまみ地域づくり褒賞」の表彰式を行った。今年度は、社会福祉、芸能音楽、伝統文化、スポーツ、環境保護などの分野で地域づくりに取り組んだ5団体を選出、印南百合子支庁長が表彰状を手渡し、功績をたたえた。

褒賞は奄美地域将来ビジョンに基づき2011年に創設。まちづくりや教育文化、福祉、産業など地域振興に貢献する奄美群島の個人、団体を毎年表彰している。今年度は奄美市と喜界町、与論町の5団体が選ばれた。

同日、同市名瀬の大島支庁会議室で行われあった表彰式には3団体の代表らが出席。印南支庁長は「地域振興に取り組んでこられた皆さんの活動に敬意を表したい。今後も、奄美地域の発展に向け、より一層活躍していただきたい」などと述べ、さらなる飛躍に期待した。

長年に渡り、国内外で公演などを行い、シマ唄をモチーフとした合唱曲などの制作も行うなど奄美の文化芸能の発展に貢献した女声合唱団「ラ・メール」(奄美市)主宰の築島成子さんは「これまでの活動、団員たちの努力が認められたことがとてもうれしい」と喜んだ。喜界島の方言の保存継承活動を行っている「喜界島言語文化保存会」(喜界町)の生島常範代表は「受賞を励みに、今後は奄美の各島で方言の保存活動に取り組む団体などと連携し、活動を広げていきたい」と話し、「男女共同参画あまみ会議」(奄美市)の重信千代乃会長は「生理の貧困プロジェクトなど女性の支援を続けながら、男女共同参画社会の実現を目指したい」と抱負を語った。

3団体以外の被表彰者は次の通り。

▽きかい100スポーツクラブ(喜界町)

▽NPO法人海の再生ネットワークよろん(与論町)