「若沖洲会」、リモートで交流

交流イベントに参加した若者ら

島を旅立つ高校生へエール

 【沖永良部】沖永良部出身の若者でつくる「若沖洲会(わかちゅうしゅうかい)」は5日、リモートによる交流イベントを開催した。知名町役場をメイン会場に、沖永良部高校を卒業したばかりの13人と、島内外で生活する19~24歳の37人がオンラインで参加。先輩たちは「全国に若沖洲会のメンバーがいる。ぜひ頼ってほしい」と、島を旅立つ後輩へエールを送った。

 出身者同士のつながりを強め、島外でも活躍できる人材の創出につなげようと開催。今回で4回目。

 最初に、和泊、知名両町役場の職員が、現在取り組んでいるUターン者支援策などを説明し、「これからは若沖洲会のメンバーが、島外で開催される物産展やIターン者の受け入れなど様々な面で協力してほしい」と述べた。

 質問コーナーでは、卒業したばかりの高校生から「島にいるうちにやっておくことは何か」との問いに、沖縄の大学に通う先輩は「車の免許を取っておいた方が良い」とアドバイス。このほか、「どうやったら友達ができるか」「アルバイトは何をしていたか」などの質問が出た。

 鹿児島大学に進学する島愛貴さんは「沖永良部出身で良かったと思う。先輩たちのように頑張りたい」と話した。