県「農業士」に認定

認定証を受け取った久富さん(左から2人目)、島さん(中央)、西さん(右から2人目)=和泊町、大島支庁沖永良部事務所=

 

島内から5人 地域のリーダーに

 

 【沖永良部】2021年度鹿児島県指導農業士、女性農業経営士、青年農業士の認定証授与式が14日、和泊町の大島支庁沖永良部事務所であり、指導農業士に西登美勝さん(60・知名町)と島富栄さん(56・和泊町)、女性農業経営士に久富ひとみさん(54・和泊町)と前田麗子さん(49・知名町)、青年農業士に山本成孝さん(33・和泊町)の5人を認定した。

 各農業士は県知事が認定。指導農業士と女性農業経営士は、それぞれの立場から新規就農者や女性農業者の育成に取り組む。青年農業士は、地域農業振興の中核者となるため、農業青年活動への積極的な参加などが求められる。

 授与式には認定農家5人のうち3人が参加。沖永良部事務所の椛山良文所長が塩田康一知事のメッセージを代読し「地域のリーダーとして農業経営の向上や農業の振興発展のために活躍して欲しい」と激励した。

 畜産とサトウキビを手がける西さんは「若い農家の話し相手になりたい」。バレイショとニンニクを栽培する島さんは「県と協力しながら島の農業発展に努めたい」。畜産農家の久富さんは「農業経営において女性の役割が重要になっている。畜産女性部の人数を増やしていきたい」と意気込みを語った。