映画「ひまわり」上映開始

「ひまわり」を観るため映画館を訪れた観客ら

奄美市のシネマパニック
約40人が鑑賞 収益でウクライナ支援

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、奄美市名瀬の映画館「シネマパニック」で29日、ウクライナをロケ地とした不朽の名作「ひまわり」の上映が始まった。初日は、60~70代を中心に約40人が鑑賞、上映後には映画館受付に設置されたウクライナ支援のための募金箱に募金する観客の姿もあった。

 映画はウクライナ支援を目的に、同館で5月15日までの土、日、祝日に上映される。収益の一部は配給会社を通じてウクライナの人道支援のために寄付される。

 「ひまわり」は、第2次世界大戦下で夫婦となったイタリア人兵士の夫と妻が戦争によって引き裂かれていく悲劇の物語で、主演はイタリアを代表する女優ソフィア・ローレンスが務め、国内では52年前の1970年に初公開された。

 上映初日となったこの日は、40人ほどが来場、約1時間50分ほどの映画を楽しんだ。奄美市名瀬長浜町の歯科医師、用稲卓司さん(70)と妻の喜三子さん(71)は2人で鑑賞。初公開時以来、半世紀ぶりに観た喜三子さんは、「美しいヒマワリ畑に立つソフィア・ローレンスの姿が印象深く、戦争の悲しみが伝わってきて辛かった。一日も早くウクライナの人たちに平和が訪れることを願いたい」と話し、卓司さんも「戦争によって家族や愛する人と引き裂かれる悲しさは、昔も今も変わらない。映画を見ることで、少「しでもウクライナの人を支援できれば」と話した。

 同市笠利町用安の平光代さん(77)は、「とても感動した。奄美で名作『ひまわり』を見ることができて良かった」と話していた。

 「ひまわり」の上映開始時間は次の通り。

【4月29日~5月8日(土、日、祝日のみ】 ▽午後1時(ほか2回は他作品上映)。
【5月14、15日】 ▽午前10時半▽午後1時▽午後3時半。
 上映に関する問い合わせは同館(電話0997―54―3219)へ。